カウンセリングがなぜ必要なのか(後編)

こんにちは、ニシティです。カウンセリング実践コースで講師をしています。
前回の「カウンセリングがなぜ必要なのか(前編)」では、コーチングの役割と、カウンセリングを知らないと起こる問題について触れました。

後編では、

  • コーチングの「目的を引き出す」とは?
  • なぜカウンセリングが必要か?
  • カウンセリングの役割とは?

について、お伝えしたいと思います。

コーチングの「目的を引き出す」とは?

コーチングは”目的を引き出す”もの。例えば、私は旅が好き。「知らないところに行く」これだけで心が躍る!好奇心を満たす「探求」は、私の人生の目的の一つでもあります。一方、私の娘たちの旅の目的は、こうです。

  • 友だちをつくる
  • 友だちと遊ぶ

私と全然違う・・・!ほんとうに行く先々で友だちをつくる。相手が大人だろうと小さい子だろうと関係ない。すぐに話しかけて親しくなる。すごいな・・・!人見知りの私はそれを遠巻きに見ているだけ。こんな風に、親子であっても旅の目的はまったく違います。みんなもそれぞれに思い描く目的、「そう、これが旅の醍醐味なんだよ〜ッ・・・!」という感情的なゴール、旅先で得たいものがあるでしょう。これが明確になれば、最高の旅になるのが想像できると思います。

人生は、旅に似ている。人それぞれ目的が違う。喜びのポイントも人それぞれ。これを、引き出していこうというわけです。そして大切なこと・・・どんなに楽しいはずの旅であっても、調子が悪ければ楽しめない。車に酔ったらドライブは地獄だ。風邪をひいたら観光どころじゃない。旅先でトラブルがあったら、それに対処しない限り、その旅全体が不愉快なものになりかねない。

想像すればわかりますが・・・旅を楽しめなくなることはいつでも、誰にでも起こりうる。楽しい旅を阻害する要因にはなんとしても対処したいところ。ここから先が、カウンセリングの話になります。

カウンセリングはなぜ必要?

結論:「止めている要因」に対処するため。

前回、人生をドライブに例えました。よし・・・クライアントの最高の目的地が見つかった・・・!そのための最適なルートも見つかったぞ・・・!「ありがとうございます!ドライブにいってきま~す!!」ブロロロォ〜(遠ざかる車の排気音)・・・!いってらっしゃ~い・・・

・・・数日後、様子を確認すると・・・「実はかくかくしかじかで・・・目的地まで全然進んでいません・・・」
え・・・?進んでないの・・・!?さあ、あなたなら・・・こんなときどうしますか・・・!?

・目的地やルートを再検討?→でも車は動かない
・怒って車をガンガン叩く?→車は動かないし、そのうち壊れる

いやいやいや・・・進まないなら、まず車を見るって・・・!と、ドライブならそう思うかもしれません。だが、人生において前に進めないとき、上のようなことがよく起こるのです。

☆目的地やルートを再検討
・つまずくたびにゴールを変える
・やり方にこだわり始めて、手段が目的化する
・そのうちどこに向かっているかわからなくなる

☆怒って車をガンガン叩く
・相手に対して:やらないことを遠回しに批判したり説教する
・自分に対して:自責

なんてこった・・・昔の自分じゃあないか・・・お察しの通り・・・進まなくなったら通常は車のメンテナンスを検討します。車が壊れていたら進めないから。長年使い込んだ車・・・。同じことを繰り返して癖がついていたり、すり減って動きにくいところや故障した部分もあるでしょう。それらを点検して修理したり調整する。「止めている要因」に対処すれば車は快適に走り出すことでしょう。

カウンセリングの役割

人も車と同じ。前に進みたくても進めないときがある。自分でも理由はわからない。わからないけれど、なぜか動けなくなってしまうのです。

  • 身体的要因
  • 心理的要因
  • 対人関係
  • 環境

などなど・・・気づいていない何かが止めています。こんなとき、「心のメカニック」として、止めている要因に対処する。これがカウンセリングの役割なのです。

私たちは変化する世界に生きています。昨日の常識が今日の非常識となるくらい、ものすごい速さで変化する世界。今を生きること。これ自体が変化への挑戦なのです。今までのやり方が通用しなくなることもあれば、なぜか身動きが取れなくなることもあるかもしれません。「なぜか思い通りにいかないな・・・」そんなとき、自分を振り返り止めている要因に対処すること。これができれば、安心して挑戦を続けられるでしょう。

 

まとめ

ドライブに例えずに整理すると、こうなります。

  • コーチング・・・動機(目的)を引き出し自発的行動を促進する
  • カウンセリング・・・行動を止めている心理的要因に対処する

コーチングとカウンセリングが両輪であること、それぞれの役割がおわかりいただけたでしょうか。この両輪を身につけると、便利そうな感じもなんとなく伝わるでしょうか・・・!そう・・・人生の旅がとても楽になるのです。好きなところに行きやすくなる!コーチングを学んだことのある方・・・ぜひカウンセリングを学んでほしいと思います。あるいは、自分の問題や身近な人の問題と向き合うために、カウンセリングから学んでいくのも大いにアリです。

心をメンテナンスすることで、自分や誰かのために軽やかな日常をつくっていける。そういうことができる自分になったとしたら、どんな気持ちだろう・・・!なお、心のメカニックになるには・・・心の仕組みを学ぶ必要があります。(当たり前ですが)

実践コースでは実践にすぐに役立つ形で最新の心の仕組みと止めている要因へ対処法をイチから学んでいきます。
ぜひ、一緒に学んでいきましょう!

 

 

心理カウンセラー 西たかお

西たかお(Nishi Takao ニックネーム:ニシティ)


心理カウンセラー。科学的な人間理解に基づく心理カウンセリングで、5,000人以上の悩みの解決をサポート。うつ、自殺予防、グリーフケアなどの領域の心理カウンセリングを得意とする。
以前は、コミュニケーションが苦手なIT・エンジニア系プレイングマネージャー。様々な問題を1人で抱え込み、身体不調からうつに。死ぬことしか考えられない日々の中で心理学を学び始める。同じ思いを抱える人を支援するため、心理カウンセラーとして活動をスタートし、独立開業。
企業の相談室での心理カウンセラー、コミュニケーション指導や少年院での心理カウンセリング、事故災害後のメンタルケアなども経験。
心理カウンセラーの専門家として、10年以上の経験・実績。
平本式では、心理カウンセリングのスーパーバイザーとして、また、瞑想リトリートの企画・アドバイザースタッフとしても活躍している。

 

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