実際、弊社主催の瞑想セミナーでも、「なんとなくちょっと体験してみたい」という方も増えているので、本日は、私が語るなんて「百年早いわ!」と自分で突っ込みを入れつつ、「なぜ瞑想するの?」のベースとなる「意識の状態」について、超初心者向けに書いてみようと思います。
極めてシンプルにまとめて言うなら、
私たち人間が瞑想をするのは、
「今、ここで何が起きていて、何を感じているか?」
よりも、
「過去の後悔や不満、未来の不安や心配事」
などに意識が行ってしまって、
「本来の幸せを感じられなくなっている」
「本来のパフォーマンスを発揮できなくなってしまう」
から、です。
例えば、朝の通勤途中で歩きながら、
なんていうことを考えてしまっているなら…、
などということが起きています。
そして、そのように、意識が目の前に向かわず、どこかへ飛んでいることに気づいていないのが、普通の人の日常ではないでしょうか?
少しネガティブな例で書きましたが、他にも例えば、
「今日のお昼ご飯は何食べようかな?昨日の昼ごはんが〇〇だったから…」
とか、
「今日の〇〇さんの服装、素敵だな!気になっていた〇〇やっぱり買いに行こうか?どうしようかな?」
など、私たちは頭の中は、ちょっとしたきっかけで過去や未来のエピソードや思考・感情が行ったり来たりしています。
そして、自分では気づかないうちに、
など、それこそ、なんとなく気づかないうちに、いろいろと起きてしまっているのです
世の中のスーパーハイパフォーマンスと言われる人たちは、「瞑想」(メディテーション)習慣にしている方が多いです。
それは、アーティストやアスリート、経営者たちは、自分の意識の状態に敏感で、意識の状態が、判断やパフォーマンスに非常に影響するということを、経験上よく知っているからだと思います。
身内の話で恐縮ですが、私の母は、書道家で、「本人の意識が作品の質にどれだけ影響するか」をいつも話していました。
「考えながら書いた作品は、どんなにきれいな形をしていても、一切の価値がない」
と小学生の頃に言われ、
「そんなのムリムリ!私には芸術を目指す才能も資格もなさそう・・・」
と内心でつぶやきなら、衝撃を受けたことをありありと覚えています。
その後、書道のお稽古を通して、いわゆる「フロー状態」を再現できるようにはなりましたが…、
あの頃のモヤモヤしていた私に「瞑想トレーニング」の方法を教えてあげたいです。
「意識」するだけでは、自分の意識の状態を自分で変えることは難しいです。
だからこそ、先人たちはさまざまな方法で、意識をコントロールしようと試行錯誤してきました。
その試行錯誤の積み重ね・叡智が「瞑想法」です。
(「瞑想法」と呼ばないものもたくさんありますが、ひとまずは「瞑想法」と括ります。)
と言うわけで、明日からも、瞑想が習慣になると、どんな意識状態やパフォーマンスが可能になるのかについてなど、諸々、書いてみようと思います。