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死ぬまで夢中で生きられる世の中を目指して|ライフキャリアデザイン専門家が語る「50代から右肩上がり」の人生戦略

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本記事は、メンタルマネジメントスクールに所属する専門家にインタビューをおこない、本人の人生観から専門的な内容まで、読みやすくまとめたものです。

永田順子(ライフキャリアデザインの専門家)

メンタルコーチ、カウンセラー、(株)平本式メンタルマネジメントスクール講師。1967年鎌倉生まれ。小売業大手イオンで17年勤務後、自身の葛藤を機に2006年退職し、平本あきお氏に師事。以来17年間、プロコーチ養成やメンタルマネジメント教育に携わり、経営者・リーダー・主婦ら4000人以上を支援。再現性の高いコーチング・コミュニケーションプログラムを開発し、卒業生にはベストセラー作家も。現在はワーケーションを楽しみながら全国で講座や個人セッションを展開し、「人生の転機をつくる」ことを使命として活動中。

ライフキャリアデザインの専門家である永田順子さんは、「死ぬまで夢中で生きられる世の中」を目指し活動しています。評価されても満たされない、努力しても幸せに近づけない。そんな葛藤を乗り越えた経験から導き出したのが「価値観を軸に生きる」という人生戦略です。本記事では、何歳からでも右肩上がりの人生を実現するヒントを語っていただきます。ぜひ最後までご一読ください。

「やりたいことがわからない」苦しみが続いた30年

私は現在、ライフキャリアデザインの専門家として活動し、「50代から右肩上がりの人生」をテーマに多くの方に関わらせていただいています。しかし、ここに至るまでの道のりは、決して順風満帆ではありませんでした。

小学5年生から39歳まで、私はずっと「やりたいことがわからない」という苦しみを抱えていました。頑張れば評価はされるけれど心は満たされない。努力すればするほど評価はされる一方で、幸せから遠ざかってしまう。そんな負のスパイラルの中で生きていたのです。

転機は小売業の現場から本社に異動したとき。本社での仕事がどうしても自分には合わず「自分にはどんな仕事が向いているのか」と悩み、初めて自分を棚卸ししました。そのとき「人が変化・成長する瞬間を見ることに大きな喜びを感じる」という自分の本質に気づいたのです。今思うと、これがライフキャリアデザインに興味を持った最初の原体験です。

人生をひっくり返した「価値観」との出会い

その後、ライフキャリアデザインの講座を受けたとき、私は人生を大きくひっくり返されました。ずっと「やりたい仕事」を探さないといけないと思っていた私に、「価値観を満たすことで人生は豊かになる」という新しい視点が与えられたからです。

「自分の人生の見え方は、自分で変えられる」
この気づきは雷に打たれるような衝撃でした。
数字や売上を目的にしていた私が、仲間がやりたいことを実現し、その結果として成果が出る姿を描けたとき、職場も人間関係も大きく変化しました。価値観という軸を持つこと。それが、人生を自分の手に取り戻す鍵になったのです。

40代・50代で見えてきた新しい課題

コーチとして活動を広げ、20代〜40代の方が自分軸を取り戻し、人生を方向転換する姿を数多く見てきました。人は変われる。その確信が強まるたびに、私自身の心も満たされていきました。

しかし同時に、50代・60代を迎える人々の課題も目の当たりにしました。役職定年、転職の難しさ、起業のハードル。長年成果を出してきた人ほど、過去の成功体験を手放せず、新しい選択肢を描けないのです。結果として元気を失っていく姿を見て、「50代からこそ人生を右肩上がりにできる方法を届けたい」と強く思うようになりました。

私は、関わった人がセルフイメージや信念に気づき、それを緩めることで新しい信念を再構築するプロセスを大切にしています。

・離婚経験から「私は当てにされていない」と思い込んでいた40代の女性ビジネスパーソンが、セルフイメージを変えることで職場で昇進したり

・子どもの頃の経験から「周りから嫌われている」と信じ込んでいた20代の男性ビジネスパーソンが、別の信念を手に入れることで海外挑戦に踏み出したり

・専業主婦になり「今さら社会復帰は難しい」と自信を失っていた人が、起業して数十万円の高額案件を獲得したり

本当にたくさんの人が、自分の人生を塗り替えていく瞬間を見届けてきました。

「死ぬまで夢中で生きる」ために

私の願いはシンプルです。
「死ぬまで夢中で生きられる世の中をつくりたい」

子どもの頃は夢中で取り組んでいたのに、大人になると「やらねばならない」に縛られ、夢中を失ってしまう。私自身も30年近くそうでしたが、自分軸で生きることを始めてから「夢中で生きる感覚」を取り戻しました。

アドラーの幸福の3条件(自分が好き/人を信頼できる/人や社会に貢献できる)は、いくつになっても育てていけます。50代からでも人生は右肩上がりにできる。私自身が夢中で生き、関わる人の夢中を応援し、その連鎖が広がれば、世の中はもっと平和で幸せになると信じています。

さらに、私が最も幸せを感じる瞬間は、人が自分の軸に触れた瞬間に立ち会えるときです。表情が一気に明るくなり、その人からエネルギーが溢れ出す。やがて行動が変わり、人生が変わり、その連鎖が仲間を通じて広がっていく。そう実感できるとき、私はこの仕事を続けてきて本当によかったと思えるのです。

全ての世代のみなさんへ届けたいメッセージ

だからこそ、50代・60代だけでなく全ての世代のみなさんにお伝えしたいのです。
切羽詰まってから動き出すのでは遅すぎます。定年や異動が目前に迫り時間に追われる前に、自分の人生を自分で選ぶ準備を始めてほしい。会社のレールに乗り続けるだけでは、必ず限界が来ます。

一方で、自分の価値観を軸にすれば、人生は50代からでも右肩上がりになる。夢中を取り戻し、幸せを積み重ねる未来を描くことができるのです。
私は、ライフキャリアの専門家としてその一歩を踏み出すお手伝いをするために、誇りを持ってこれからもこの活動を続けていきます。

いかがでしたか? あなたの人生が幸せになることに、この記事が少しでも貢献できたとしたら大変嬉しいです。また、この記事を読んで専門コースに少しでも興味や関心を抱きましたら、ぜひ参加をご検討ください。

writing by Takayuki Daimoto

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