平本式卒業生インタビューvol.7
今回は、講師育成や全国規模のレストランで人材育成のお仕事に携わっている土肥なつみさんにお話を伺いました。
聞き手:平本式スタッフ・台本(だいもと)
土肥さん、今日はよろしくお願いします!
いろいろとお話をきかせてください。
こちらこそ、よろしくお願いします!
同じ関西人同士ですので、お話するのを楽しみにしていました!
ありがとうございます!
さっそくですが、現在の活動について教えていただけますか?
今は2つの仕事をしています。
1つは、セミナー講師の甲子園「セミナーコンテスト」で、京都・大阪の運営マネージャーや認定トレーナーとして新人講師の育成、もう1つは、全国規模のレストランで人材育成に携わっています
以前は違ったお仕事をされていたのですか?
研修講師として全国で企業研修を請け負っていました。600名以上が参加した全国規模のスピーチ大会で1位優勝したことがきっかけになって、人前で話すことで自信がつき、「これはチャンスだ!」「ビッグになれる!」(笑)と思い、2018年に起業したんです。
おかげさまで初年度から各地で多くの依頼をいただき、順調すぎるほど売上もあがったのですが、「成功=幸せ」ではないということに気づいて…。心の中がモヤモヤしてしまい、悩んだ末に、平本さんのところで学ぶことにしました。
お話を伺ってると、結構な野心家?!だった?
そうですね。「一番になりたい!」「人と同じは嫌!」という気持ちはずっと持ってました。若い頃に、事務所に所属してアイドル活動をしていたこともあるのですが、その時も、日本酒の一升瓶を抱えて登場してみたりと、意外性を打ち出して、普通のアイドルとは一線を画したキャラ作りを模索していました。
芸能界や事務所の方針などと、自分の意見が合わなくなってしまったことがあり、芸能活動は辞めてしまったのですが、かなり頑張って活動していたので、辞めた時はとても落ち込みました。
研修講師や起業にチャレンジしたのは、「芸能活動に代わる成功」を求める気持ちもあったのでしょうか?
そうかもしれません。芸能活動を諦めた自分をずっと許せず、「もっと頑張って成功しなきゃ」と焦ったり、肩肘を張っている自分がいたと思います。
平本式で学び始めた頃も「講師としての自分の軸を明確にして、ブレない気持ちで成功してやろう!」
そんな下心をまだ持ちながらの参加でした。(苦笑)
でも、平本式のカウンセリングを学んだ時に、自分の中にあった「悔しい」とか「苦しい」とか、いろんなネガティブな気持ちを含めて、丸ごと全部の気持ちを受け入れることができ、本当に肩の力が抜けたというか、初めて自然体な自分になれました。
頑張っている女性の中には、同じような心境を経験している方も、たくさんいらっしゃるかもしれませんね。
そうですね。女性でバリバリ活躍されている方や頑張ってきた方には、少なからず共感してもらえる経験だと思います。
それにしても、お話を聞いていると、すごいキャリアの変遷をたどっていらっしゃるんですね。
年間くらい通う中で、どんどん自分の価値観が明確になり、情熱を持ってやりたいことに時間を注ぎたい気持ちが大きくなり、研修講師としての仕事は一旦辞めることにしました。
それはまた思い切った決断をしましたね。
はい。やっぱり、自分が大事にしている価値観に沿った仕事をすることを優先させようと。
幸い、ずっと続けてきた、全国展開の飲食店でのお仕事は本当に好きな仕事だと気付き、しかも、その中でも、どんな風に働くのが自分にとって大切かということが、自分を掘り下げることで見えてきました。
例えば、以前の自分は、1店舗の中で調理場からホールまで幅広く関わることが好きだと思っていたのですが、実はそうではないことに気づきました。
大切にしたいキャリアの価値観が2つあって、1つは経験の少ない新人を育て飲食店スタッフの楽しみややり甲斐を知ってもらうこと、もう1つは課題を抱えているできるだけ多くの店舗に出向いてスタッフとお客さんに関わりながら一緒に解決策を考えていくこと。私にとっては、この2つがとても大切だということに気づいたんです。
その当時、1店舗の中で働く契約だったのですが、上司にキャリアの自分軸について打ち明け、気持ちを伝えたところ、複数の店舗に関わらせていただくことができるようになりました。
それは本当によかったですね!実際に複数の店舗に関わる中で、どのようなことをされているのですか?
何か決まったものを教えるというものではなく、どちからというと店舗ごとに抱えている課題を一緒に考える中で、スタッフ自身がいろいろなことに気づき課題解決をする力を身につけていくお手伝いをしています。
もう少し端的に言うと、本人が自分で考えて行動するためのお手伝いですね。
以前は私自身が「上手に教えるスキル」を身につけて、育成の仕事をしなければいけないと思っていたのですが、今はそれよりも、本人が「頑張ってみよう」と思える関わり方を大切にしています。
特に、コミュニケーションの中で、非言語の影響について学べたことやそのコントロール感が増したことで、自分の育成方法がスキルアップしたことを感じています。
店舗ごとに課題が違っているので、もちろん一筋縄ではいかない時もあるのですが、今の仕事に誇りとやり甲斐を感じているので、とても幸せです。
平本式では、自分自身の内面の気づきも深いうえに、周りとのコミュニケーションのトレーニングもたくさんするので、生活や仕事が実際にどんどん変化していくのが面白いですね。
話し方や表情から、土肥さんが幸せなことが、非言語でもたっぷり伝わってきますね!(笑)
ちなみに、赤いドレスで写っている華やかな写真は、どんなシーンなのですか?
「セミナーコンテスト」という年間を通したイベントで育成や地域マネージャーの仕事をしているのですが、全国大会の司会もさせていただくことになり、その写真です。大きなホールで開催される大会なのですが、そのような場所でも、お仕事をさせていただき、楽しみながら取り組んでいます。
ちなみに、平本あきおさんにも、毎年、ゲストコメンテーターとしてご協力いただいたり、講師育成のセミナーをしていただいたりとお世話になっていて、いつもありがとうございます。
こちらこそ、ありがとうございます!「セミナーコンテスト」も講師がどんどん輩出されていて素晴らしい大会ですね。
最後に、読んでいる方へのメッセージを一言お願いできますか。
自分軸が明確になることで私自身が働くやり甲斐を見出せたので、関わらせていただいている店舗でも働くスタッフの方の自分軸も引き出しながら、飲食店の人材育成に関わる仕事を情熱を持って今後も続けていきたいです。
また、自分軸を掘り出すことに関して、平本式ではしっかりしたノウハウがあるので、迷う時間がもったいないと考えるアグレッシブな人にとっては、自分軸やキャリアデザインについても、学ぶことが近道だと思います。ぜひ、お勧めしたいと思います。
今日は、お話を聞かせていただき、ありがとうございました!
土肥さんの今後のご活躍も期待しています!
土肥なつみさんのインタビュー、いかがでしたでしょうか?
私自身も、自分軸が明確になったことで、ライフキャリアの選択をし、楽しみながらチャレンジできるようになった一人ですので、今回の土肥さんのお話しを、まるで自分ごとのように聞かせていただきました。
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