本記事は、メンタルマネジメントスクールのリーダーシップコースを受講して、どのような変化があったかをインタビューし、その内容から抜粋してまとめたものです。
2006年より「働く人が幸せでいられる組織:チームに愛とエネルギ―を」をモットーに組織の人づくりを応援。コーチングにとどまらず、ワークライフバランス、パートナーシップ、アドラー心理学など、人の幸せに関わる学びを深めている。メンタルマネジメントスクールの「目的論を社会基盤に」に賛同して、Tシャツを作成。
私のメンターが、前野隆司先生のコミュニティに所属している方でした。そして前野先生と平本さんの共著『幸せに生きる方法』が、平本さんを知るきっかけとなりました。
『幸せに生きる方法』の本がわかりやすく、子育てに関して疑問に感じていたことも、理解できるようになりました。『嫌われる勇気』も読み、アドラー心理学が自分にすごくフィットすると感じて、2日間のコミュニケーションデザインコースに参加しました。
コミュニケーションデザインコースで、アドラー心理学がすごくわかりやすく説明されていて、もっと知りたいと、リーダーシップコースに参加をしました。
私はコーチングを教える仕事もしていますが、リーダーシップコースに参加してから、すごい手応えがありました。コースで学んだ内容がとてもわかりやすく、クライアントにコーチングを説明する際も、より分かりやすく伝えられるようになりました。
受講してくれた方の満足度が10段階評価で、常に9点や10点をいただき、満足度がすごく高くなりました。
私も公開コーチングをするのですが、具体的なエピソードまで掘り下げるコーチングをするようになりました。公開コーチングを聞いている受講生も、自分自身に重ね合わせて考えることができ、その結果、受講者の満足度が高まりました。
受講生は管理職の方が多いです。部下の話に頷きながら、最後まで相手の話を聴くことを伝えると、これまでは耐えながらやってる人が多いように感じました。
でもコースで学んだ「ステイト1.5倍」というスキルは、相手が嬉しそうなときにはその1.5倍嬉しそうに接し、相手が辛そうなときにはその1.5倍辛そうに接することで、言葉以外でも相手の状態に合わせたコミュニケーションを取ることができ、とても役立ちました。
「ステイト1.5倍」で相手の話を聴き、アドラー心理学でいう「人生の主人公」として相手の話を聴くことで、話を聴くことが苦行ではなくなる様子が受講者に見られました。「ステイト1.5倍」はやることが明確で、コーチングだけでなく、さまざまな仕事で話を聴く際にも役立つスキルです。
子どもが中学受験だったとき、子どもは勉強が好きなタイプの子ではありませんでした。子どもは受験に合格したいと思っていても、塾に行くことをすごく嫌がったりする日もありました。
コースに参加する前は、「もう!行きなさい!!」というコミュニケーションを取っていました。コースで学んだ、相手になりきった状態で、相手の立場から物事を見てみる「ポジションチェンジ」を実践してみました。
ポジションチェンジをすることで、私が話す時、子どもが考えていることが見えるようになりました。子どもは、私に言われなくても「塾に行かなきゃいけない」ことはわかっていることに気づくことができました。
塾に通うことについては、子どもが行動を起こすのを、私は待っていればいいという気持ちになりました。実際に子どもから「塾に行く」という言葉が出てきて、子どもとの関わり方に大きな変化を起こすことができました。
チームや組織など3人以上の人間関係を、イスを使いながら見える化する「ソシオメトリー」が、1on1ですごく活用できています。
コースに参加する前は、コーチングをするとき、相手の視点のみから、答えを引き出していました。相手の視点のみだと、視点の変化があまりなく、行き詰まってしまうことがありました。
「ソシオメトリー」と「ポジションチェンジ」を活用することで、クライアント自身の視点に加えて、他の登場人物の視点が加わることで、クライアント自身で問題解決するスピードが上がりました。
コーチングでは「理想の未来」と「現在」のギャップをどう扱うか、これがすごく大きいと思っています。コースに参加する前は、私はそのギャップを「足りない」ものとして見ていました。
でもコースで学んだ「目的論」を通して、「本当はどうしたいか」という視点などが加わり、ギャップの捉え方が変わりました。
そしてコースに参加する前は、コーチングでクライアントと対話する際、言葉を引き出すために思考を使うことが中心でした。クライアントによっては、自分の中に持っている答えを言語化するまでに、非常に時間がかかりました。
しかしメンタルマネジメントスクールで学んだ、身体を動かして、感情を感じるアプローチで、瞬時に核心にアクセスできるようになりました。このアプローチも、本当にすごいと感じています。
コースの8日目以降に行った、マインドフルゲームがすごく良かったです。マインドフルゲームは21日間、不平不満、ダメ出し、噂話などを口に出さないルールで、もし口に出したら、また1日目からスタートというゲームです。
思わず声に出してしまう日頃のネガティブ思考や感情に気づき、どういう言葉に言い換えればいいか、「リフレーム」する力がつきました。
そして自分の日頃からの思考や感情が、物事を引き寄せることに気づくことができました。
ある日、すごく気に入っていたピアスをなくしたことがありました。
以前の私であれば、「私ったら、もうバカ」「無くしちゃうなんて・・・」と言っていました。でもマインドフルゲームをやってからは、「これはどう言い換えればいいんだろう」と別の言い方が他にないかを考えられるようになりました。
「まだまだご縁が続きますように」と言うことにしたら、3日間ぐらい見つからなかったピアスが、玄関の外で見つかったようで、机のダイニングテーブルに置いてありました。
定期券や免許証、クレジットカードが入った物を落としたことがありましたが、それも手元に戻ってきました。「ない」に意識を向けるのではなく、「ある」に意識を向けて行動することの大切さを体験しました。
全国のさまざまな人たちに出会えたことが、私にとってすごく大きなことでした。大規模なコミュニティですが、コミュニケーションを学んだ方たちの集まりなので、関係性のベースがしっかりとしています。信頼できる仲間が全国にできたことが、本当によかったです。
リーダーシップコースの3ヶ月間は、自動車の教習所でぐるぐると車を運転しているような感覚でした。コースが終わって、みんなが寂しさを感じながら、自分で歩み出さなければいけないとき、発起人が作ってくれた様々なコミュニティのおかげで、みんなと旅行に行ったり、ホッとする時間を持つことができました。
普段、サラリーマンとして働いている人にとっては、大事な繋がりになると思います。
これから独立する人や、独立したばかりの人にとっては、人脈が広がるという点が本当に大きいと思います。会社組織で仕事をしていた時は、人と会う機会がありましたが、独立すると一人の世界になってしまうことが多いと思います。
独立した人が、いろんな方と交流できる場を持てることはすごくいいと思います。もちろん企業に勤めてる人も、仕事以外の繋がりも持つことができて良いと思います。
人脈が広がることで、 仕事もプライベートも楽しくなるし、いろんな方との交流で発想力が生まれると思います。
そしてリーダーシップコースで、公開セッションが多くあるので、ぜひ見てほしいです。公開セッションを見ることで、自分の見ている観点とは違う観点を持つことができます。
そして平本さんの公開セッションによって、どん詰まりになっていた問題が解決に向かっていく道筋が見えてくる希望を目の当たりにできます。
いかがでしたか?
本記事は、リーダーシップコースを受講した方のお話を要約したものです。
次はあなたが、この変化を体験してみませんか?
writing by Yuki Fujishima
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