先日、職場で隣の先輩が「Z世代のことはよくわからない!」と嘆いておられ、
どうしたのかと詳しく聞いてみると、自分が当然として習ってきた感覚を彼らは持っておらず、話が通じないとのこと。
「あー、それは大変でしたね・・・」と白紙で共感しながら、
解決策を考えてみた時のことを今回は書いてみたいと思います。
この傾向から見ると、現在上司の立場におられる方の世代とは価値観が真逆のようにも見えます。
これらに慣れている方にとっては、理解し難い行動もあるのかもしれません。
実際、良いか悪いかではなく、感覚の違いを感じることが私もあります。
「あ、ここでそう考えるのですか!」と驚くことも多々です。
◯◯世代といえば、これまでもゆとり世代だの、さとり世代だの、いろんな括られ方をしてきていますが、その度に「新人類だ!」などと頭を抱えているのは、かなりのストレスかと思います。
括られている側からしても、「いや、個人で見てくださいよ」とストレスがありますよね。
(私の後輩は「そういうあなたたちは化石ですか!」と憤慨していたことがあります。笑)
とはいえ、感覚の違う人と一緒に業務を進めていかねばならないこの環境。
ストレスを抱えずに働くには、こんな方法がありました。
「こうあるべきだ」と考えると、一気に苦労が増えます。
そのレベルに達しないと、達するように修正することが必要だと思うからです。
ですが、「こうあるべき」を手放して、相手の見ている世界を一緒に見る。
その上で、自分と相手、二人の共有ゾーンや、会社の方針とその人のやりたいことの共有ゾーンを探していくと、途端に上手くいくようになります。
一番大事な要素としては、
「その人自身を認めて、やりたいことをやれるようにしている」ということだと思います。
人は、やりたいことをやっている時に一番能力を発揮します。
しかも、平本式では「ビジネスの目的は、価値観を満たすことだ」と言い切っています。
かといって、企業の中で何でも自由にやっていいわけでもありません。
そこで、「この枠の中で自分のやりたいことを最大限やってね」という会社の方針を具体的にイメージできるように伝え、その中で、自分の価値観が満たせるように活動していってもらうのです。
そう考えると、「理解のできない人」から「組織で活きるリソースをもった人」に見方が変わり、
マネジメントしていく上ではリソースの最大活用を考えれば良いだけになります。
この感覚でメンバー全員と接していくと、
何より、「次は何世代が来るんだ!?」と怯えなくて済むようになります・・・!
「こうあるべき」は、社会的価値観として自分の中に刷り込まれているもので、
手放したつもりでも、
あれ、今『こうあるべきだ』って自分、思ったよね?
ということが私もよくあります。
しかし、
そう思うと、今日も「白紙で共感」をしにいきたくなってしまうのです。
周りの人からのストレスを受けやすい方は、
自分の中に「こうあるべき」がないかな?と探ってみるのもいいかもしれません。
「どんな人とも、ストレスなく働ける」
そんな環境は、自分のマインドから生み出すことができるのです。
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