ああ、たしかに・・・で、そもそも何のためにやってるんだっけ?という方。
※私は初参加のときわからなくなったw
平本式に関係なくカウンセリングに興味のある人にもお伝えしたい。
モーニングページを続けるとどうなる?
モーニングページの概要を短く説明するとこうなる。
※公式ルールでは3ページ書く(30〜40分くらいかかる)
※個人的には5分〜15分くらいが続けやすい感じ
要するに、頭に浮かんだことをひたすら書き出す。
断片的な思考のまま、文章にならないまま、とにかく書く。
朝、書き出すことでその日に何を大事にするか改めて整理されたりする。
カウンセラー目線ではこの行為が「思考に気づく」よい訓練になるのだ。
「カウンセリングでいちばん大切なものは何か?」
と問われたら、私ならこう答える。
「気づいていること」
これら全て、自分に気づいていない限りむずかしい。
なぜなら、カウンセラーが自分の思考に沿って意図せずクライアントを誘導してしまうから。
クライアントは誘導に気づき、信頼関係を損なってセッションが崩壊したり、違和感を持ったままフェードアウト。
こうなるとクライアントを支援するどころか新たな問題をつくってしまう。
なんてこった・・・どうすればいい?
そこでモーニングページである。
思考の実況中継を書き出すことで自分の思考に気づく。
思考はどうがんばってもなくならない。勝手に浮かんでくるものだ。
ということがわかる。
そして書き出した思考を眺める。
うーむ・・・けっこう、癖や傾向があるネ・・・。
そう、それはただそういうものだ。
変えてもいいし、そのままでもいい。
気づいていれば、思考を脇に置いて、クライアントに集中できる。
さらに、カウンセラーに思考の癖があるようにクライアントにもあるのだ、ということがわかる。
こうやって思考を客観的に観察し、「気づく訓練」としてモーニングページは役立つのだ。
自分の内面に興味を持とう。
特に面白いのは時間を設定し、あるいは3ページ書こうと決め、「ああ〜書くことがないな〜」と、何も出てこなくなったあとだ。
※このとき「ああ〜書くことがないな〜」と書く
姿勢と呼吸を整え、静かに内面の世界に目を向け感じてみよう。
すると、浮かび上がってくるものがある。
これをメモしたとき、呼び水に導かれるように、深いところから次々と言葉や場面が浮かんでくる。
意外な発見があるかもしれない。
見たくない場面が浮かんできて、見たくないと気づくかもしれない。
自分に対する発見の面白さを味わえるだろう。
実はこれ、セッションで「他には・・・?」と問われたときの感覚に似ている。
潜在意識から顕在意識に思考が浮かび上がる瞬間。
自分の内面に好奇心を持つことで、クライアントの関心に関心を持ち続ける力が養われるのだ。
モーニングページについて整理してみると意外と奥が深いな・・・!
ぜひ続けてみてください。
モーニングページに似たものにジャーナリングがある。
こちらもカウンセリング技術が高まるので、別の機会にお伝えしようと思う。
実践コースでは、思考の原理原則や扱い方、
心理カウンセラーとして具体的にどこに気づきの意識を向けていくかなど、実践に役立つ技術を学んでいきます。
ぜひ一緒に学んでいきましょう・・・!
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