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期待に応えプレッシャーの中で成果を出すスタイルから、 信頼で深くつながれるようになったのは目的論コミュニケーション

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結果へのプレッシャーで社内はピリピリ。原因は社長の自分だとわかっていても、どうしたらいいかわからない・・・

本記事は、現場変革リーダーコース(全12日間)が終わったあと「受講生にどのような変化があったか」をインタビューし、その内容から抜粋してまとめたものです。

今回、インタビューに快く協力してくださったのは、リックこと栗和田大輔さんです。

栗和田大輔(リック)さん
株式会社サイファーポイント代表取締役
デザイナーとして活躍してきた経験を生かし、マーケティングやブランディングの会社を経営。現在はコンサルタントとしてもクライアントを支援している。

期待に応えられる嬉しさ

僕の仕事を一言で表現すると「ヒットを作る仕事」をしています。もう少し具体的に言うと、最初の打ち合わせで「その会社の強み」や、「経営者さんがどんな想いでやっているのか」をインタビューします。

インタビューの刺激から出てくる自分のアイデアを提供することで、経営者さんと一緒に新しい商品を作ったりプロモーションを練るんです。

だから僕の仕事は、

「いかにヒットが生まれるのか」
「どれぐらいの数字が出るのか」

を重視されます。

自分は先方から期待され、数字が上がればさらに大きな案件が獲得できる。
20代の頃はそうやって評価されることがやりがいだったし、嬉しかったです。

成果だけでつながる関係?

ただ逆に、数字が出せないとすごくがっかりされるんです。当たれば褒められますが、外せば叱られます。ヒットしなければ、お客さんは黙って僕のもとを去っていきます。

当たったクライアントも喜んではくれるんですが、「心で繋がってる」というよりは、「じゃあ、次こちらでお願いします」と、お金や成果だけでつながる関係だったように感じます。

自分の会社なのに「この会社にいたくない」

クライアントからは、「ホームランを打って当たり前のチーム」だと思われていて、僕だけではなく社員にも相当なプレッシャーがありました。

「全員が結果を出さないといけない」
そういう雰囲気でいつも仕事をしていました。

僕自身ですら、この会社にいたくなかったです(笑)
「何とかしないとなぁ、でもどうやったらいいんだろう…」と思っていました。

現変で学んですぐに変わったこと

平本式で学んでからは、クライアントとのインタビューが変わりました。

以前と同様、インタビューで経営者さんの過去やプロダクトへの思いを聞くのですが、1時間話しただけなのに「心の友」になった感覚に陥いるんです(笑)

「人と人とで深く繋がれるような実感」がありました。

僕はお酒が飲めないので、それまでは人間同士で深くつながることが苦手でした。でも、どこかで深酒をしてきたような、不思議とそんな感覚になったんです(笑)

周りが勝手にスキルアップしていく

以前は「僕のアイデアありき」で仕事をしていたのですが、平本式で学んだコミュニケーションを取り入れたところ、「クライアント自身」から、いいアイデアがバンバン出るようになりました。

「こうやって関わればクライアントが自己解決していきそうだな」という道筋が見えるようにもなり、クライアントからも、「リックさんと話すと、自分がすごくスキルアップしている気がする」って喜んでくれたんです。

「メンバーのスキルをどう上げれいいんだろう?」と、常に考えてはいたのですが、学んだことを取り入れたことで、僕自身のコミュニケーションが自然とそういう形に変化したんだと思います。

「代打」から「信頼できる仲間」へ

クライアントにとって、以前の僕は、野球でいったら「代打」、替えの効く存在だったと思います。
でも今は「信頼できる相談相手」なってきていると感じています。

以前は「お金で雇われて、ハイ次!」でしたが、今はありがたいことに「仲間に入ってほしい」と言ってもらえ、最近は「役員に入ってください」という相談も増えています。

持続的ヒットも生まれるように

それ以外にも、よかったことがあります。

以前は、「クライアントの代表と僕」との2人だけで次々と案件を手がけ、ヒットを生み出していくスタイルが多かったんです。ただ「トップ同士で作った案件」って、担当者レベルへは引き継げません。

「いじったら怒られそう」
「トップ同士で勝手にやってる」
と、担当者さんに「自分は関係ない」と思われてしまうんです。

僕が「アイデアを出し」て「それを実行してきた」ので、言い方を変えると担当者の仕事を奪ってしまっていたんです。

でも最近は、担当者さんと一緒に仕事をする機会を増やしています。すると、担当者さん自身で商品やプロモーションを行うので、持続的なヒットが生まれるようになりました。

そして、担当者さんと僕との関係にも変化がありました。僕の家に来て泊まったり、「リックさんとのプロジェクトで、僕の人生が変わってきているんです。」と言ってくれるようになったんです。

スタッフに「やる気がない」わけではないことに気づいた

以前の僕は、裏で「親方」って呼ばれてました。
昔堅気の職人という意味です。

上場企業の案件などは「本当にいいもの出さないと次はない!!!」と、相当なプレッシャーのなかで仕事をしていました。
「今までの世の中にない」など、僕の基準に達した制作物が社内から上がってこないと「真剣にやっていない!」と思っていたんです。

社内はいつもピリピリしたと思います。
「なんで君は本気でやらないんだ!!」みたいな態度が表に出てしまっていたんです。

ここでも、現変で学んでから変化がありました。
相手と向き合ったときに、「別に、やる気がないわけじゃないんだな」ってことに気がついたんです。

スタッフの「知性ややる気が一番出る瞬間」が分かるように

最近はスタッフとの関わりで、

「この相手は今、自分の目標が見えなくなってるな。」
「この相手は、目標は見えてるけど、細いプロセスの部分で階段が見えなくなってるな。」
「この相手は一度、お客さんに会わせてみるのがよさそうだな」

など、「どうやったら本人の知性ややる気が一番出るか」が具体的に分かるようになってきました。

メンバーの個性や特性を引き出せるようになって

今までは、とにかく自分が成果を出して「この人みたいになりたい!」と思わせるようなマネジメントをしていたように感じます。

今は、社員一人ひとりの仕事のやり方や個性・特性がよく見えるようになったことで、
マネジメントの仕方が180度変わりましたね。

いかがでしたか?現場変革リーダーコース(全12日間)を受講した後のリックさんに起こった変化。次はあなたが変化を体験してみませんか?

本記事は、リックさんのインタビューを要約したものです。

writing by Takaaki yasui

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