平本式・卒業生インタビューvol4.
今回は、新規に立ち上げた部署でリーダーを任されることになった宮崎さんにお話を伺いました。
宮崎さんが、以前、リーダーを務めていた部署は、非常に忙しかったと伺いました。当時の状況を教えていただけますか?
前年に立ち上げた事業部で、まだ仕組みも整っておらず、非常に忙しい状況でした。
職場では、「あいつの○○がダメだ!」「あの人は○○が出来ていない」といったダメ出しの会話が飛び交っており、不満や怒りを漏らす社員の姿もありました。
私自身も、いつの間にか「人は簡単には変わらない」と諦めモードでした。
それが、どのように変化していったのでしょうか?
『目的志向・未来創造型』の心理学やコミュニケーションを学び、職場で実践を重ねました。
「そう考えるのはなぜ?」「本当はどうなったら良いと思う?」と、メンバーに問いかけてみたところ、一人一人は物事の捉え方や価値観が違うけれど、それぞれの立場で熱い想いを持っていることがわかってきました。
そこから、「じゃあ、それを上司に伝えてみよう」とか「そんないいアイデアがあるなら、試しに実行してみよう」次の一歩を励ます、会話や空気感が生まれたのです。
チーム全体が、上司に自分たちの想いや考えを伝えて、どんどん実行するスタンスへと変わっていきました。すると、ものすごいスピードで新事業部の売上が伸びてきました。
「トライ&エラーでやれることはやっていこう!」
「環境のせいにしても何も変わらない!」
「自分たちの部署は自分たちで動かせる」
と、メンバーの意識が変わり、コミュニケーションや人間関係が変わりました。
すごい意識の変化ですね。その結果、どうなったのですか?
結果的には、立ち上げた通販事業部の売り上げは、昨対260%の売上を達成しました。メンバー同士が自分の仕事に責任を持って取り組み、お互いを信頼して仕事をしています。
「自分はチームにとって役に立っている」
「この事業部だと自分を認めてもらえる」
と、メンバーが思えることが増え、それが結果を生んだに間違いないと確信しています。
興味深いのが、チームの雰囲気が明らかに変わったことです。お互いにピリピリとした気合が入っているという訳ではなく、自分らしくやろうとナチュラルな雰囲気が漂っていました。メンバー全員が、「自分がやりたいことに日々取り組めている」という喜びを実感しながら、主体的に働けていたのだと思います。
宮崎さんご自身にとって、何か印象に残っている変化はありましたか?
以前の私は、目標に向かって、ついつい力が入りすぎる性格でした。でも、心理学やコミュニケーションを学び、「本当はどうなりたい?」と自分自身にも問いかけるようになりました。自分軸を見つけたことで、リラックスして考えられるようになったと思います。
今までは手法にこだわりすぎていたところがありましたが、より、目的や結果にフォーカスが出来るようになり、業績アップに貢献できるようになりました。
自分自身のスタイルが変わったこと、これは、自分のビリーフを覆す良い経験でした。
リーダーや中間管理職は、上司とメンバーの板挟みになって、相当なプレッシャーやストレスがかかります。
その中で、メンバーのやる気を引き出し、業績もあげ、素晴らしい成果ですね。
その後、妊娠・出産もされ、本当におめでとうございます!
ありがとうございます。チームで一丸となって成果をあげたあと、私自身は、妊娠・出産で、一旦職場を離れました。復帰後は、新しい仕事にチャレンジしています。育児と両立し、楽しみながらナチュラルに結果を出せるといいなと思っています。
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