本記事は、メンタルマネジメントスクールのリーダーシップコースを受講して、どのような変化があったかをインタビューし、その内容から抜粋してまとめたものです。
東京都在住。2児の母。子どもがメンタルダウンしたのをきっかけに、アドラー心理学に出会う。アドラー心理学の目指す共同体感覚が世の中に浸透したら、一人ひとりの人生が輝き、そして助け合う世界になると実感。そんな世界を目指し、本業の知識を活かした腸活×メンタルマネジメントを掛け合わせた健康アドバイザーとして活動中。
数年前にアドラー心理学を基にしたコミュニケーション講座を受講しました。そこでアドラー心理学の目的論を知ることはできたのですが、 自分の講座のコンテンツにしようとすると自信はありませんでした。 メンタルマネジメントスクールで、もっと目的論をがっつり学びたいと思って、リーダーシップコースに参加しました。
私は挨拶を交わし合える職場を目指していました。コースに参加する前、私は出勤時に、ただ元気に「おはようございます」と一辺倒に挨拶を続けていました。しかし私の挨拶の雰囲気が職場の雰囲気に合っていなかったのか、無反応の同僚が多い状態でした。
コースでは、心の状態「ステート オブ マインド」を学びました。そして相手が嬉しそうな時は、自分はその1.5倍嬉しそうに接する。相手が辛そうな時は、相手の1.5倍辛そうに接する。この相手の身体感情に合わせたコミュニケーションスキル、「ステート1.5倍」を学びました。
ステート1.5倍を実践するようになってからは、まず職場の雰囲気を確認してから挨拶するようになりました。そして職場の雰囲気に合わせた挨拶を続けたら、全員から「おはようございます」が返ってくるようになりました。
私は係長や課長と、その下にいるメンバーたちをつなぐポジションにいます。コースに参加する前は、上司が否定してくると否定されたと思って、どうすれば私の提案を通すことができるかという思いだけでコミュニケーションを取っていました。私が話をしに行くと、上司も私の勢いを感じて「また来た!」という感じで構えていました。
コースに参加してから、自分の好きなこと、自分の得意を活かしたいという話を職場でしたいという思いがありました。しかし私の職場には、苦手なこともやらなきゃいけない、なんでもできるようにならなきゃいけないという考えがありました。
でも実はその考えの裏には「何でもできるようになってほしい」という上司たちの想いがありました。その想いを掘りさげてみると、上司たちは昔から、嫌な仕事も一生懸命やってきたんだという過去の体験や想いがありました。
上司の過去や気持ちに「そうですよね〜、そう思いますよね」と共感しながら話を聴くことで、上司が否定してくる気持ちを理解して、寄り添えるようになりました
上司の気持ちに寄り添えるコミュニケーションが取れるようになってからは、何を話しても、上司は私の話に耳を傾けてくれるようになりました。私の提案が通るか通らないかは別として、「そうだよね」と聞いてくれるようになりました。
メンバーに対しては「こういうふうに思うよね」「 そうだよね、大変だよね」と相手の気持ちに寄り添って共感、勇気づけを実践しました。愚痴を話してくれるようになったり、「実はこう思ってるんです」と話してくれるようになって、すごく職場がいい雰囲気になりました。
コースでは、相手のいいところ、相手がした貢献で助かったことを、通りすがりながらシェアをする「7秒コーチング」を学びました。「〇〇してくれてありがとう」「△△するの、いいね」と、私から発信をたくさんしました。
7秒コーチングをした後に、相手の気持ちがちょっと上がっているのが分かったり、 私自身が素直にありがとうと言えるようになりました。実践を続けると、否定をされない雰囲気が職場で芽生え、メンバーも互いに質問をし合えるようになりました。
注意を何回しても、仕事を間違えてしまう同僚がいました。でも7秒コーチングで、何か別のことで貢献してくれたことに感謝をして、「さらにこうしてくれると嬉しいし、助かる」と指摘するようにしたら、仕事を間違えなくなりました。
その同僚は、自分のことをダメだと思っている人で、なんとかしたいとは思っていました。でも7秒コーチングをする前は、少し話しかけるのも、自分との間に壁がありました。
今は気軽に相談ができるようになり、彼女との関係も良くなりました。 そして「こういう業務改善したいのですが、どう変えたらいいですか」と 頼ってきてくれるようにもなりました。
中途採用で転職されてきた方からも「この職場は、気軽に質問しやすい職場で、雰囲気もいい」と必ず言ってもらえます。7秒コーチングが、職場の肯定的な雰囲気の土台を作っていると思っています。
これからの7秒コーチングの目標は、私以外のメンバーもできるようになること、そしてさらに相手の目線に立った7秒コーチングをしていきたいです。
学んだことを実践できるリーダーシップコースの3ヶ月は、すごくパワフルな体験でした。
コースでは、セルフコーチングができるようになるワークがあって、相手の気持ちに立ってみたり、こういうことがあったから、こうしていこうと考えられるようになったり、人間関係で、相手に対してなんでモヤッとしたのか、自分への深掘りができるようになりました。
セルフコーチングできるようになってからは、「だから自分は今、こういう状態なんだ」と納得して理解できるようになりました。職場でのイライラも減り、イライラしても回復するのも早くなり、家にイライラを持ち込むことがなくなりました。
そしてコースに参加する前は、自分の講座のコンテンツにするには自信がありませんでしたが、実践して自分の身体で体感できたことで、自分の講座でもしっかりと感情を伴って話せるようになりました。そして講座を受ける方の未来が変わるって、強く信じられるようになりました。
コースに参加した当時は、コンテンツやテクニックを学びに来たつもりでしたが、感情を伴った伝え方も学べて、心から人の未来、この人も変わることができると信じられるようになりました。
プライベートでは、子どもに対する接し方が大きく変わりました。3年前からアドラー心理学を知っているので、原因論で関わってしまったがために、子どもとの人間関係をこじれさせてしまったとことがありました。
今は目的論で関わることで 、子どもの未来について、本人以上に子どものことを信じられるようになりました。
紆余曲折はありますが、リーダーシップコースを通して子どもの未来を描かさせてもらって、ちょっとした出来事も未来につながる何かであると、捉えられるようになったのも大きかったです。
こんなにがんばってるのに報われない、心がカサカサと感じている人にすごくお勧めしたいです。私自身がこんなにがんばっているのに、周りとうまくいかない、報われなくて心がカサカサになってしまうような状態でした。
でもリーダーシップコースで、自分に対してOKを出す、自己受容を繰り返し行ったことで、自分の心が潤いました。すると自分で自分の人生を歩いてる、自分のことは自分で決めていいんだ、相手には相手の事情があって、相手も自分の人生を生きていいんだと思えるようになりました。
メンタルマネジメントスクールは、そういう仲間がたくさんいるコミュニティです。がんばってるのに報われない、心がカサカサしていると感じている人にぜひリーダーシップコースを受けてほしいです。
いかがでしたか?
本記事は、リーダーシップコースを受講した方のお話を要約したものです。
次はあなたが、この変化を体験してみませんか?
writing by Yuki Fujishima
原邦雄(はら くにお)さん ほめ育グループ 代表 …
平本式卒業生インタビュー:大滝 文一さん(文ちゃん) 今回は現場変革リーダー養成3ヶ月コース(以…
本記事は、メンタルマネジメントスクールのリーダーシップコースを受講して、どのような変化が…
平本式卒業生インタビュー:難波 清(なんば きよし)さん 今回はライフキャリアデザイン2日間コー…
私は1人で生きていかなければならない!…子供の頃からの思い込みを手放すことで得られた…
2児の子どもを育てながら、ソフトウェア会社にてフルタイム勤務で管理職に従事するワーキ…