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DCD講師インタビュー①参加者の変化と目標の捉え方

  • 卒業生インタビュー

アドラー実践 ドリカムダッシュ(以下:DCD)講師を担当する梶谷希美さん(のんちゃん)。
参加者の皆さんやご自身の変化についてインタビューを行いました!(聞き手:佐藤李香)

前回のインタビューはこちら
①「人生の主人公」として生きるとは?
②挑戦の土台は「自己受容、自己肯定感」
③安心安全な場とリソースフルで整っていることの大切さ

梶谷 希美さん(のんちゃん)
小学校の教員を10年以上、崩壊クラスの立て直しを毎年行う。先生のための塾「先生塾」を開校したいという目標ができ、起業。その他にも、教育プラットフォーム「未来学園HOPE」の立ち上げ、書籍の出版(先生の時間はどこへ消えた?-仕事の時短仕分け術-/学芸未来社)など活躍の幅は多岐にわたる。

プライベートでは歌うことが趣味。

アドラー実践ドリカムダッシュ(DCD)で目標の再構築!

佐藤

のんちゃん、本日もよろしくお願いします!

前回のインタビューでは、自己受容や仲間の存在があってこそ、自分自身のやりたいことができるようになる、という話をされていた記憶がありました。
実際にアドラー実践ドリカムダッシュ(DCD)を開講しててみていかがですか?

のんちゃん

そうですね!
チームの仲が本当に深まっていて。昨日もチームミーティングがあったようなのですが、私は入っていけないほど仲がいいですね(笑)

佐藤

素敵ですね!実際の参加者としては、どんな方が多いのですか?

のんちゃん

漠然とでも「これがやりたい!」という想いを持って来てくださる方が多いのですが、自分のやりたいことって皆そこまで明確な訳ではないんですよね。

だから、DCDの中で自分の目標としたものが本当にそうなのか?というところを見直したり、つまずいているところを自己開示していくのですが、その中で目指す方向が変わった人が結構多くて。

佐藤

そうなんですか!

のんちゃん

例えば「これをやるんだ」という目標に執着していたけれど、本当は自分は価値観型だということに気がついて、価値観に沿って生きていけばいいんだ、という考えに変わった方がいます。
毎日、自分の感情を味わうことをやっていった結果、「こんなに毎日幸せを感じられるんですね」とお話しされていました。

他にも、目標を持って何かを達成したいという想いで参加したけれど、本当は自分のモチベーションを保って、いい状態でいることが一番大事だということに気がついた方もいらっしゃいました。
その結果、自分の今の目標は仕事じゃないということを公言して、プライベートの充実にコミットしていくというのを宣言した人もいました。

佐藤

そうなんですね。平本さんも、目標を達成することにモチベーションがあるビジョン型と、日々自分の価値観を満たすことがモチベーションになる価値観型は、3:7の割合で価値観型の方が多いとお話しされていますものね。

一方で当初掲げていた目標をそのまま達成された方もいらっしゃるのですか?

のんちゃん

そうですね。職場のこの部分を改善したいと宣言された方で2週間くらいで達成された方もいました。
「チームの作り方」はリーダーミーティングでやっていくのですが、更に職場でこんなことをしていきたい、という目標を掲げられていました。平本式のリーダーシップ3ヶ月コースでコーチングを学んでいるので、自主的に相互でコーチングをしている方も多いです。
目標が達成された方も、更に本当はどうなったらいいか?今何ができるか?を考える機会が多くありますね。

リーダーの更なる学び

佐藤

「リーダーミーティング」というお話もありましたが、リーダーはどんなことを学べるのですか?

のんちゃん

主に「自走するチーム作り」を学んでもらっています。メンバーとは別にリーダーミーティングが月2回ほどあって、私が直接伝えています。
例えば、今のチームの課題や、いろいろな承認のやり方、チーム活動に参加できていない人に対してどんなマインドで関わり、何をしたらいいのかということを話しています。

佐藤

そうなんですね。リーダーの関わりで印象的だと思うことはありましたか?

のんちゃん

みなさんチームのことを考えているなと思いますね。
日々の勇気づけやチームを盛り上げることもしつつ、心配な人がいたら個別フォローをしたり……本当すごいなと思います。

佐藤

そうはいっても、「頭ではわかってるのに、なかなか実行できない」みたいなことも合ったりしますよね?

のんちゃん

たとえ失敗しても、ナイストライ!と言ってもらえる、安心安全な場なので、その環境にある意味、守られながら、チャレンジできることは大きいと思いますね。チャレンジする中で、メンバーから反応が返ってきて嬉しい、それは、自己受容にもつながります。

そしてメンバーのことを理解する中で、自分達のチームに愛着が湧いてくるんです。「うちのチームが1番ですよ、比べるものじゃないですけどね」と言うように。(笑)
リーダーの愛が伝わって、メンバーも活き活きするチームができるんだなと思います。

佐藤

安心安全な場でチャレンジできるのは、卒業生ならではですね!

リーダーシップとDCDの仲間の違い

佐藤

ちなみに、リーダーシップ3ヶ月コースとDCDというコミュニティとはどんな違いがあるんですか?

のんちゃん

リーダーシップ3ヶ月コースは基礎作りだから、朝活もスクリプトがあるし、時間も決まっているし、しようと思わなければ深い話はそんなにしないじゃないですか。
講座の中で深い話をするワークはあるけど、その相手と深かったかというと、ワークが終わるとあまり話す機会はない、と言うような。

DCDは自己開示もするし、一緒に歩んでいく仲間の自己開示も聞くから、過去の話のこの部分に繋がっていたんだね、みたいな話が出るんです。

この間の振り返りで面白かったのが、ある人が自分の2週間の振り返りをシェアした時に、チームメンバーが総ツッコミだったんです。
あのこと話さなくていいの?すごく大きかったんじゃないの?なんで今それ抜いて話したの?と言ったら、やっぱり言われちゃうかみたいな。

話そうと思ったんだけど、自分の中でまとまらないから避けましたと言っていたのですが、結局話してくれて。やっぱり話して良かったですと言っていました。

これって、その人を日々見ていないとできないじゃないですか。初対面の相手にはできないことだし、関係性できていないとなかなかそういうツッコミってできないと思うので、DCDならではだと思いますね。

佐藤

そうですね。確かに3ヶ月コースだと参加している期間と卒業後の交流を経て、徐々に仲間を知っていく感覚がありました。

のんちゃん

そうそう。

 目標を立てる、ということ

佐藤

お話を聞きながら、自分自身が何をしたいか、どうありたいか、は中々自覚しにくいんだと感じました。

のんちゃん

目標達成やビジョンを叶えるみたいなところって、とにかく練習ですからね。

佐藤

練習というと?

のんちゃん

適切な目標を立てるためには、目標を立てる回数を重ねる必要があると思っています。
自分が小学校の先生として学級を持っていた時は、1年間かけて練習してやっと自分に合った目標というのが立てられるようになったので。
だから、目標達成ってなかなかできないよね、と言う人もいるけれど、それは練習していないからなんだろうなと感じています。

目標自体を立てることが苦手な人って、すごく高い目標を立ててできなかった、ということを繰り返します。
目標を立てる時ってモチベーションが高い時に立てるから、あれもこれできそうと思って立てるんだけど、日々モチベーションがずっと続く訳がなくて、諦めている人が多いんです。

佐藤

心当たりがあります……。

のんちゃん

諦めて終えてしまう方が多いのですが、目標の立て直しをし続ければ良いんです。
毎日走るのが無理なら走る距離を減らすのか、走るを歩くに変えるか、頻度を週3回にしてみるのか……調整をしていくところでも、ちょっとストレッチな目標にすることがすごい大事で。目標って本来立て直していくもので、その中で自分が今頑張りたいところの調節をしていくものなんだけど、この調節している人ってそんなに見ないなと思って。

佐藤

そうですね……。私も目標を立ててそれまで、となったことがよくあります。

のんちゃん

DCDはチームでやっているから、いい意味で圧力がかかるんですよね。人って、自分との約束だと守れないことも多いので。
私もそうなのですが、目標を宣言したり、誰かを巻き込むことで行動ができる、ということも多いかと思って、敢えてチーム制にしています。

うまくいかなくても、目標は立て直すものだと伝えているので、次どうしていこう?とすぐに考える習慣がついていきます。

佐藤

それだと、確かにちゃんと走りきれる感覚が湧いてきますね。

のんちゃん

そうですね、走り方を知るみたいな感じに近いのかもしれません。

参加者の変化や「目標を立てる」と言うことについてお話を伺った前編。
後編では、のんちゃん自身のチャレンジについてインタビューしていきます!

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