第三弾では、「自立と協力」という点で ”躾(しつけ)” についていくつかお伝えしてきましたが、第四弾では、躾について更にフォーカスしていくとともに、アドラー心理学でよく耳にする”勇気づけ”についても解説していきたいと思います。
プライベートでは歌うことが趣味。
アドラー心理学では、勇気づけという言葉が重要視されており、耳にした方も多いかと思います。
しかしながら、子育てにおいては特に、勇気づけだけでは中々うまくいきません。
ただ愛情たっぷりに勇気づけられて育った子は依存しがちで大人になっても自立できない、という事になりかねないからです。
実はこの「勇気づけ」と同じくらい、もしくはそれ以上に躾という部分が大切と言われています。
一般的に、”躾”と聞くと「親が有無を言わさずに言いなりにさせる」ようなイメージがある方も多いかもしれません。
ですがこれからお伝えする躾は決して強制するものでなく、愛情があってこそ、その子の将来のために必要なことを、適切な段階を経て伝えていく方法です。
大前提として、私の考える躾は、
ようになるために働きかけるものです。この躾には3ステージあると考えています。
相手に対して敬意を表すこと、相手を大切にすることは自分も大切にすることに繋がるという考え方を伝えます。
相手へのリスペクトを日々どうやって表すか、それをするとその場所が安心できる場所、自分の居場所=土台になるのです。
教育の目的は、
この自立と協力という部分において何が必要かを、子供のうちに練習する必要があるのです。
人から愛される、好かれるということは誰もが嬉しいこと。
人から「いいね!」と言われるには
ということを都度伝えていきます。
子ども自身がたくさんいろんなところでいいね!と言われると元気になっていくし、子供たち自身の幸せ度が上がるのです。
次回から、この”躾の3ステージ”について1つずつ紐解いていきます。
梶谷さんのこれまでのご経験と、想いが詰まった”躾と勇気づけ”について、ぜひ次回以降もお楽しみに!
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