2025年2月末に長崎で開催されたカウンセリングサロン、そして翌日に行われた企業向けリーダー研修が、メディアに取り上げられました。
関係者の皆さま、そして日頃より応援してくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます。本記事では、現地での様子について、主催者・企画者へのインタビューをもとにご紹介します。
2月25日(火)に開催されたカウンセリングサロンは、満席!!!
開催前、参加予定者の中には、
「何か(心の)蓋が開きそうで怖い」
「自分でも思ってもみなかったことが起きそうで不安」
「自分には悩みなんてあるのかな?」
と、さまざまな思いを抱えている方もいらっしゃったそうです。しかし開催が近づくにつれ、
「私、悩んでることあるじゃん」
「曖昧にしていたことがあったんだ!」
と、自分の内面と向き合う中で、新たな気づきが生まれる方も見受けられました。
参加前は緊張や不安を感じていた方々も、徐々にサロンの温かい雰囲気に馴染み、次第に引き込まれていったとのこと。そしていよいよ、公開セッションへ。
ある相談者は、フリースクールに通うお子さんとの関係に悩む方。友人関係に悩む自身の子どもに対して、自身がコミュニティ運営に関わっているため、自分の子どもだけに寄り添うことができないという葛藤を抱えていたそうです。
セッションの中で、この悩みが、実は幼少期に「妹を守れなかった」ことについて、責められた体験につながっていたことが明らかに。過去の自分を癒すことで、心がすっと軽くなり、
「私はちゃんと生きてきたんだよね」
という自己受容の感覚が芽生え、涙とともに、最後には笑顔に。
続いての相談は、パートナーシップに関するもの。「夫に大切にされていない」「愛されている実感がない」と感じていた方が、実父からたくさんの愛情を受けていた記憶に立ち返ることで、自分の「未来に望む姿」を思い描くセッションが展開されました。
場の温かさと平本あきおのサポートに後押しされながら、一緒に手をつないでいるイメージを通して、未来への幸せをしっかりと感じられたようでした。
公開セッションを見た参加者からは、
「わたし、決めました!転職します!自分の気持ちに正直になることの大切さに気づけました」
「旦那さんから愛されていること、旦那さんへの感謝が湧いた」
「勇気を出して、参加して本当によかった」
「カウンセリングのプロセスに興味を持ちました」
など、自分の悩みをセッションに重ね合わせながら、それぞれに何かを受け取っていたようです。カウンセリングへの関心や、自分自身への新たな理解が深まったとの感想が多く寄せられました。
最後は、参加者全員が笑顔で会場を後に。長崎での開催を企画した方は、「参加者同士が共通点を見つけてつながり、自然とシナジーが生まれていたのがとても印象的でした」と語ってくださいました。
そして翌日は、株式会社ウラノ様で「組織マネジメントとコミュニケーション」をテーマにしたリーダー研修が開催されました。1日を通して行われた本研修では、以下のプログラムが実施されました。
研修プログラム
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【アイスブレイク】隣の人と頑張っているところを承認し合う
【原因諭・目的論】自立した人材を育成するためのコミュニケーション講義
【ワークマップ】入社のきっかけから過去、現在までを思い出し、将来の自社像を思い描く
【勇気づけ】4人組で「良いところ」「大変だったこと」「頑張ったこと」を共有
【公開セッション】とはいえ、現在も悩んでいることを解決
【7秒コーチング】安心・安全な空気感づくりを体感
【まとめ】
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今回の研修には、株式会社ウラノ様の社員の方々に加え、地域の役場や他企業の管理職の方など、合計27名が参加されました。
研修の開始前には、「今日はどんなことをするのだろう?」とやや不安そうな表情の方や、無表情で静かな方、期待に胸をふくらませているような方など、さまざまな雰囲気が見受けられたとのことです。
参加者のアンケートでは、「原因論と目的論の違い」が最も印象に残ったという回答が多く見られました。講義中は、首を縦に振りながら深く頷く参加者の姿も多く、特に、
「良かれと思ってつい“ダメ出し”をしてしまう」
といった実体験に共感し、「あぁ、やってしまっている…」と苦笑される方もいたそうです。
過去・現在・未来をつなぐ「ワークマップ」
入社のきっかけ、過去の経験(成功・失敗)、現在の立場、そして未来にどうなりたいか -こうした人生の流れをワークマップを使って歩くセッションでは、身体を使いながら自己のストーリーを辿ることで、多くの気づきが得られました。
その後に行われた「ほめほめワーク」では、参加者同士の距離が一気に縮まる瞬間があったそうです。
「勇気づけ」のワークでは、4人1組でお互いの「良いところ」「大変だったこと」「頑張ったこと」を共有。そこでは、普段は語られにくい思いや努力が言葉にされ、心に響くやり取りが自然と生まれていたといいます。
また、「7秒コーチング」のワークでは、たったひと言の声かけで相手の気持ちや行動がどう変わるかを体験。「この声かけはちょっと嫌ですね」「これはやる気になります」といった具体的な反応を通して、伝え方の重要性を実感されたようです。
研修が終わる頃には、会場全体が「みんなで頑張ろう!」という一体感に包まれていたとのこと。その熱量は翌日から始まった朝活にもつながり、予定されていた3週間の活動も無事に完走されたそうです。
研修後のアンケートでは、過去の研修と比較しても最高レベルの満足度という評価を得ました。
研修に参加された方からは、
「自分がどれだけ原因論で、育ってきたかわかりました」
「7秒コーチングをするだけで、メンバーとの関係性は変わってくると思いました」
「伝え方ひとつで、相手の受け取り方、その後の行動に大きな影響を与えることを
改めて実感した」
「指摘や指導は、原因を明確にする必要がありますが、その後の人材育成に向けては、
逆転の発想で目的論が重要で、近道だと気付かされました」
中でも特に印象的だったのは、18歳で入社し、長年勤務している社員のアンケート回答だったそうです。
「思いつきで出た言葉と、過去から現在、そして未来のビジョンにつながる言葉では、重みが違う。自分の価値観を大切にし、自分軸から出た言葉の力を実感できた」
また、ある30代の参加者からは
「この研修をもう一度受けたい!」
という声が寄せられ、企画者の方も大変嬉しかったと話してくださいました。
安心・安全な職場の土台をつくるために
研修の企画者の方は、次のように語ってくださいました:
「安心・安全な職場環境がなければ、リソースフルな(力を発揮できる)状態で仕事に取り組むのは難しい。でも日常の会話や声かけ、目的論に基づくコミュニケーションを重ねていくことで、安心・安全な職場は築ける。信頼関係ができることで、課題や厳しいことも建設的に伝え合える、強い組織が育っていく。そのために大切なのは、やはり“コミュニケーションの取り方”だと感じています」
このリーダー研修の様子は、2025年3月5日の長崎新聞にて「リーダー研修 地域にも成果共有」というタイトルで紹介されました。
writing by Yuki Fujishima
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