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自己受容を深める研修で福祉現場の講師として活躍

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営業せずとも研修依頼が舞い込む様に!
福祉現場に伝えたい想いとは

平本式卒業生インタビュー 森由希子さん
今回は子育てママ向けのコーチングや福祉リーダー向け研修を行う森由希子さんにお話を伺いました。

(聞き手:佐藤李香)

森 由希子さん(ゆっきーさん) コーチ・研修講師/フリーランス
福祉業界に18年携わった後、独立。子育てママ向けのコーチングを行う。現在は、福祉リーダー向けの研修事業も行う。プライベートでは小学1年生の娘を持つワーキングマザー。

「娘に愛情が持てない」ママの変化

佐藤

本日はよろしくお願いします!
早速ですが、現在行なっているお仕事や役割を教えてください。

森さん

フリーランスとして子育てママ向けのコーチングや、福祉リーダー向けの研修、1on1を行っています。

コーチングは、元々学んでいたのですが、正直うまくいかないことが続いていて…
スキルをあげたいと思い、アドラー心理学実践2日間コースに参加しました。
すると、2日間で学んだことを実践しただけで、クライアントさんに変化が現れたんです!体験セッションで、「ここ何年も泣いた事がない」という方が涙するという事もありました。

そんな体験から、もっと学びを深めたい!と思い、現変に参加しました。

佐藤

参加してみて、いかがでしたか?

森さん

本当に学んで良かったと思います!!
以前は、クライアントさんの悩みに対して「効果的に解決に向かうには…この流れでいいのかな。どうしよう。」という手探り状態でした。

現変で学んだ今は、課題解決にむけてのプロセス、人の心理状態に合わせて気づきを促したり、スキルを使える様になり、セッションの道筋が見えるようになって、実際成果も出る様になったんです。

佐藤

特に印象に残っているエピソードはありますか?

森さん

「娘に愛情が持てない」と話されていたママさんのセッションですね。
まずは自分自身の過去に向き合ってもらうことで、娘さんに目的論で関われるようになりました。

それだけではなく、娘さんの弟さんへの関わりも変わっていったんです!

弟さんが泣いている時、今までは「ママがちゃんとみてないからでしょ!」と怒っていた娘さんが、弟さんに優しく「大好きだよ、泣かないでね」と声をかけたり、お手紙を書いてくれるようになりました。

ママさんの娘さんに対する関わりが変化した事で、娘さんも相手を思いやることのできるようになり、穏やかな家庭に変わったと聞いて、嬉しかったです。

安心して待てる」子育ての変化

佐藤

ご自身の家庭での変化はありましたか?

森さん

はい。娘のことで怒ることがなくなりましたね。
以前は怒り狂うイライラババアでした。(笑)

佐藤

そうなんですか!
ゆっきーさん(森さんの愛称)が怒り狂うというのは想像できないですね…!

森さん

例えば、娘は月曜に学校に行きたがらなかったんです。
以前は「朝から学校行かないってどういうこと?!」と朝からイライラしていました。(苦笑)

ただ、娘に学校に行きたく無い理由を、共感的にゆっくり聴いていくと「緊張するから」と答えてくれたんです。
目的論では、増えて欲しい部分に目を向けるので、緊張の反対はリラックスだなと思って、娘がリラックスできるようにいろんなことを試しました。
その中でも紅茶を飲む、ヨガをする、ニコッと笑顔で「今日もいいことありますように」と言う、この3つは娘も気に入ったらしく続いています。
特にヨガは元々好きなので、日曜日の夜に一緒にやったら、月曜の朝も自分からやるようになりリラックスして朝の準備をできるようになりました。

そんな風に娘を応援しながら、月曜日に学校に行けるように関わってあげられるようになりました。

私自身も何をすればいいのかがわかるから、安心して待てる、心の余裕ができましたね。

営業せずとも研修依頼が舞い込んできた!

佐藤

ゆっきーさんの体験談の中では、営業せずとも研修依頼が舞い込んできた、というお話が印象的でした。

森さん

ありがとうございます!
実は、現変前はコーチング事業しか行っていなかったんです。

佐藤

そうなんですね!

森さん

元々福祉事業所に18年間勤めていたのですが、当時一緒に働いていた上司から、たまたま研修をやってくれないか、と言われて平本式で学んだことをお伝えしたんです。

すると、ありがたいことに「とても良かったから継続的にやってくれる?」と言われて、研修案件の受注に繋がりました。

すると、セミナーが絶賛だったという噂を聞きつけて、別の施設の理事長も「うちでも研修してくれない?」と…徐々に広がっていきました。

福祉業界では専門性を高める研修はたくさんあるのですが、チームづくりや職員同士のコミュニケーション、マネージメントに関するものはなかなか無いんですよね。

なのでニーズがあったんだと思います。

福祉現場への想い

佐藤

研修づくりで意識したことはありますか?

森さん

できる自分ばかりでなく、上手くいかない、ネガティブな自分にも寄り添って、どんな自分にもOKを出す「自己受容」を行ってもらえるコンテンツにしました。

佐藤

自己受容が大事なんですね。

森さん

はい、特に福祉の仕事では利用者さんの話を寄り添って聴き続けることが重要なのですが、職員自身の余裕がないと、寄り添うこと自体、難しくなってしまうんです。

福祉リーダーとなると尚更、自己受容が必要になります。部下と対話するマネージメントができてこそチームの成果、利用者さんへのサービス向上にも繋がります。

私自身、福祉現場のリーダー時代は、「利用者さんにいいものを提供しなくちゃ。質の高いサービスを提供したい!」と思えば思うほど、厳しく部下や自分のチーム、組織の在り方に腹が立ったりイライラしていました。

「なんでそんなこともできないの!もっとこんな風に関わって!」
そう思っていたし、口に出してしまっていました。

とにかく怖い上司で…実際「怖い」ともよく言われていました。(笑)

でも「こんなこと言ったら部下が萎縮してしまう。」ともわかっていたんです。
それでも利用者さんのことを考えると言わずにはいられない…。

怖いと思われたくない、という素直な気持ちは見て見ぬふりをして、リーダーだから怖くてなんぼだろ、と自分に言い聞かせていました。

佐藤

大変でしたね…。

森さん

当時はがむしゃらに働いていましたね。それが現変に参加して、「相手を何とかしようとする前に、まずは自分の心の声に気づいてどんな自分も受け入れる。」「自己受容できていないと自分も苦しくなるし、周りも苦しくなる。」という事を学んだんです。

「あ、これ昔の私だわ。想いがあるのに上手くいかない。心の余裕もなくなる。そんな時には利用者さんに寄り添う前に、まず寄り添うべきは自分だったのだ。」と気づいたんです。

結局、当時は自分自身もバーンアウト寸前で退職してしまったのです。

福祉リーダー自身が幸せで、利用者さんや地域社会に貢献できる事を願い、まず何よりも福祉現場の人にこそ、自己受容の大事さを伝えたいと思っています。

「どんな人にも居場所がある」を伝えたい!これからのビジョン

佐藤

最後に、ゆっきーさんのこれからのビジョンを教えてください!

森さん

今後は、地域社会とうまく連携ができたらいいなと思いますね。

現変の学びって、福祉と通ずる部分があるんです。

例えば、人間関係の課題を扱うときに、誰かを排除するのではなくマイノリティな方に対しても、その人それぞれの事情があるし、どんな人にも居場所がある。という前提で関わります。

現変ではその考え方だけでなく、心理学を日常で使い、現実的に課題解決していくためには、「どんな関わりをすると効果的で、周囲からも理解が得られやすいか?」という事まで学べました。スキル、理論ばかりでなく人間的な温かさを感じられるところが現変の魅力だと思います。

私のこれまでの体験、学びを伝えることで地域との連携を深めて、社会との繋がりを作っていけるような職員さんが増えるといいなと思います。

佐藤

素敵ですね。

森さん

フリーランスを始めた時は、私は何も出来ない…と消極的でした。

でも今はとにかく「自信があるかないかは関係ない!平本式で学んだことを伝え1人でも多くの人を救いたい!」
という思いに変わりました。全力でやってる感じですね!!

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