平本式卒業生インタビュー tanuさん
今回は奨学生制度(20代のための特別受講プラン)を利用して現場変革リーダー養成3ヶ月コース(以下:現変)に参加されたtanuさんにお話を伺いました。 (聞き手:佐藤李香)
本日はよろしくお願いします!
早速ですが、現在行なっているお仕事や役割を教えてください。
不動産・ディベロッパー業界の企業で、マンション販売を担当しています。
役割としては、今期から始まった「総合ギャラリー」という複数の新築マンションを販売するトライアルにて、プロモーションやコンテンツ制作など…色々行なっています。複数物件を売る、ということは自社で前例がないので、仕組み作り全般を担当しています。
tanuさんが全体の指揮をとっているんですか?
いえ、私はメンバーの一員なのですが、プロモーション担当として全体の仕組みを考える役割ですね。
来月からマンション販売にも関わる予定なんです。
幅広い仕事をされているんですね。
その中で現変受講もされていたなんて、驚きです…!
ありがとうございます。
丁度ヨガインストラクター資格(RYT200)の勉強もしていたので、
仕事・現変・ヨガを両立していましたね。(笑)
すごい行動力ですね!
既にご活躍されているtanuさんが、なぜ現変に参加しようと思われたのですか?
きっかけ自体はプライベートですね。昨年離婚をしたのですが、当時の旦那さんはなにかを悩んでいそう、何かを考えているけれどそれを引き出すことができなくて…。
職場の先輩に相談して、旦那さんの助けになりたいと試行錯誤したのですがダメで…。
自分にとって大切な人と一緒にいて、悩みや落ち込む気持ちを、前向きにさせることができなかったことを後悔していました。
その時、相談にのってもらっていた職場の先輩が、平本式で学んだ方でとても尊敬していました。
その影響で、「手を差し伸べられる自分になりたい、先輩みたいなスキルを身に付けたい」と思って、現変への参加を決めました。
当時は本当に辛くて…なんとかしたいけど、それができないもどかしい気持ちが募るばかりで。助けになりたいと考えていたのですが、どうすればいいかわからず、毎日泣いていました。
しんどかったですね…。
そうですね。だからこそ、変わりたい。変わるなら今だな、と。
奨学生制度を知って、20代最後の投資だと思ってそのまま申し込みました。
参加されてみて、どんな変化がありましたか?
色々ありましたね。どうでしょう…一番大きかったのは、やっぱり自己受容ですかね。
自分が落ち込んだり、感情が下がってしまうときに自分を責める癖があったんです。
そんな自分が、そういう時もあるよね、あの時は自分が最善と思って選んだんだから大丈夫、と自分と会話ができるようになることで、落ち込みにくくなりました。
例えばどんなときにそう感じましたか?
仕事がトライアル期間ということもあり、ゼロからコンテンツを作ることが多かったんですが、「前の方が良かった」と言われることもよくありました。
変化することには、抵抗することが多いと思うんですけれど…。
これまでなら「私は良かれと思って作っているのに、なんで伝わらないんだ!」と考えて、自分も相手も責めてしまっていたのですが、落ち込むのではなく「皆からの反応はこういうことなんだ。それなら、次どうしよう?」というように自分の気持ちも相手の気持ちも受け止めて、前向きに考えられるようになりました。
素敵ですね!
現変内で、tanuさんの功績が社内でも表彰されたとおっしゃっていましたよね!
はい!半期MVPをいただきました!
とっても嬉しかったです。
なぜMVPをもらえたと思いますか?
そうですね。メンバーへの声かけと、話の聞き方を変えたことが大きかったかなと思います。
まず何よりも、「通りすがり承認*」 をするように意識していました。
立場上、よく部長や課長と話す機会があったので、役職に関わりなく行なっていましたね。
それを繰り返していくうちに、徐々に業務に協力的な人が増えていったんです。
最初は私が決めたものをメンバーにおろすというスタイルでした。みんなは、腹の中で何か思っているかもしれないけれども「わかりました」と言葉では言ってくれる、という状況でした。
でも、私がコミュニケーションを大きく変えたことで、次第にメンバーから「こうできないかな?」と積極的に意見を言ってくれる人が増えたり、より良くしていきたいという一体感を感じられるようになってきました。
あとは、ステイト*を意識しながら「相手の関心に関心をもって」話を聞くようにしました。
講義の中で、話の聞き方をパターンに分けて丁寧に解説してくださったので、これまでの自分が、人の話を仕事の片手間で聞いてしまっていることに気づけたんです。
忙しい時にも手を止めて、現変で練習した話の聞き方を実践することで
相手も、より話を聞いてもらえたと思ってもらえたり、
自分の考えが整理されて「確かにそうだよね」と納得感を持って業務に取り組んでくださるようになりました。
表彰のときにも、そんな相手に共感しながら仕事を進める姿を評価いただけたようで
「共感遂行型プロデューサー」という呼び名をいただくことができました!現在、数字がついていない仕事なので、まさか表彰がもらえるとは思っていなくて、驚きと嬉しさと両方でした。
お仕事も順調なtanuさんですが、更にご自身でやりたいことが見えてきたそうですね!
はい!仕事で、マンションの住民の方たちと地域の方たちをつなぐことで、中長期的に「防災」の観点から貢献しようというプロジェクトに携わっているのですが、その時の知見や経験から、「なぜ自分だけ生き残ってしまったんだろう…。生きている意味がない、死んだほうがましだ。」と自分自身を責めてしまうひとたちがいることに心を痛めていました。
せっかくヨガのインストラクターの資格も取ったので、それと心理学やコーチングも活かしながら、「明日また生きよう、この過去があったからこその生きている証を残そう!」と明日への活力を感じてもらえるようにサポートをしていきたいと思っています。
素敵ですね!
ヨガと平本式で学ばれたことは、共通点があるのでしょうか?
はい、ヨガ哲学でも「ないものよりも、あるものに目を向ける」と学んでいました。
時間がない、食べたいけれど食べられない、といった「ないもの」に目が行きがちですが、
当たり前に「あるもの」…例えば、今生活できていることや、友達とご飯を食べて話せている、といった日常の何気ないことに目を向けなさい、と。
平本式でベースにしているアドラー心理学でも、同じ哲学があるので、似てる!って思っていました。(笑)
最後に、改めて現変の魅力を教えてください!
色んな人に出会えたことが本当に貴重だと思っています。
コンテンツの素晴らしさは大前提としてありますが、
動画や1on1形式の講座だと、私のことを私の立場でしかワークできません。
現変は皆がそれぞれワークを行い、現場で実践。
そして実践から新たに出た課題を次回の講義で扱う、というサイクルになっているんです。
なので、色んなパターンや人生を知ることができました。
それだけでも貴重な機会だと思います。
色々みなさん抱えていらして…それ自体が励みになることもありました。
その中でもtanuさんは、20代でのご参加…かなり早いですよね。
そうですね、今回の経験を通して、色んな人の貴重なお話を聞くことができました。
それを参考にしながら、人生を決めていける、ということは大きいですよね。
そして、現変卒業後も、皆さん話を聞いてくれるじゃないですか。
相談できる仲間がたくさんいるって、めちゃくちゃ貴重ですよね。
大人になってから、新しいコミュニティに踏み出すって勇気がいることだったなと思うんですけど、でもそれを感じさせない雰囲気でした。
「あ、tanuちゃんー」と年齢関係なく気さくに声をかけてくださる。いい距離感で付き合える人がたくさんできたという感覚があります。
改めてtanuさんの人生にとって、現変はどんな存在だったと思いますか?
一生物のスキルですし、いい人生になる気しかしない、という感じですね。
皆さんがいるし、スキルもあるし、何があっても大丈夫!という感じがします!(笑)こういうと、ちょっと恥ずかしいですけど(笑)
すごい言葉をいただきました!!!(笑)
ありがとうございます!
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