本記事は、メンタルマネジメントスクールのリーダーシップコースを受講して、どのような変化があったかをインタビューし、その内容から抜粋してまとめたものです。
技術職で製造メーカーに就職。技術者が、イキイキ働くことのできる職場を作りたい!その思いで、マネジメント実践。生産部門関係のマネジメントを経験する中で、幸せに働くことのできる会社を作りたい!と活動中。
私は仕事も前向きに取り組めて、人間関係も得意と思っていたにも関わらず、メンタルダウンをしてしまった時期がありました。そんな自分に対して「なんでだよ!」と思ったり、自分を許せないこともありました。
新入社員の頃から、会社で働く意義、職場の雰囲気など、楽しく働きたいという想いがありました。理想と現実とのギャップを感じながらも、そういう職場を作りたいと思っていました。
これまでに、しっかりした理論や考え方を学ぶことがなかったので、学ぶことで自分を変えることができるのではないか、組織を変えたいという強い想いが湧いていました。
前野先生の幸福学で、平本さんがセッションをしているYouTubeを見る機会がありました。 アドラー心理学は幸せに近づく方法として、素晴らしい学問だと感じ、平本さんの手法をメンタルマネジメントスクールで学びたいと感じました。
そして、スクールのホームページを見た時に「自分軸」というキーワードが、自分の中ですごく刺さりました。
自分の中にある「自分軸」を見つけられたら、変われるかもしれないと思い、 リーダーシップコースに参加しました。
コースの4日目が終わったころに、会社の先輩から「最近、T.Kさん、変わったね!」と言われることがありました。
コースに参加する前は、「こんなことがあって、だから俺はこうしたいんだ!」 と、先に自分の話をしたり、相手に対して「自分の話についてどう思う?」という関わりをしていました。
自分では気づいていなかったのですが、コースに参加する前の私は、「自分が思ったことに、ついてこれる奴だけついてこい!」と、尖るように働いてるように見えていたそうです。
コースに参加してからは、「あの時はどうだった?」「あなたは、どう考えてる?」「何を思って、どう行動したの?」「どんなふうに映って見えるの?」「あなたは、どうしたい?」と、相手の話をまず先に聞くための問いかけをしていくようになりました。
自分の話を先にしていたコミュニケーションの癖を、メンバーがどう感じて、どう考えているのか、まず相手の話からコーチング的に引き出して、先に相手を理解しようというコミュニケーションに変えました。
特に印象的だった体験は、メンバーと会話をしていて、「そうなんだ!具体的には?」と、コースで学んだ「基本的質問」で問いかけをしたら、メンバーが「そうか!こうすればいいですね!そうしてみます!!」と、自分から気づいて行動することがありました。
私から、特別なことはなにも言わず「具体的には?」というこの質問だけで、相手が自分で気づいて、次のステップに進むということを何回か経験したことが、一番面白かった体験でした。
先輩から「UFOキャッチャーで、全員をすくい上げながら、全員を次のステージに持っていくような関わり方をしている」と言ってもらえたことが、すごく驚きでした。
コースの4日目が終わったばかりで、相手に与える印象がここまで変わることに、自分でもすごい変化だと感じました。
世の中には、ストレングスファインダーとかポジティブコアなど、自己分析をするためのツールがいっぱいあります。でもメンタルマネジメントスクールで、「自分軸」を見つける方法がすごいのは、自分の過去の経験から、多くのキーワードを引き出して、自分軸を見つけられることが、すごく楽しいです。
私の自分軸は、「関わる人たちの笑顔を作る」ことです。
この自分軸を発見できた原体験の一つが、最初に勤めた会社で、成果報告会の仕事を担当したことでした。年末の成果報告会では忘年会として、成果に対して順位付けをしたり、商品を準備するなど、ゲーム性のある企画をすることが大変でした。
でも笑いながら仕事をすることが、仕事の効率性やモチベーションを非常に高く保てることにつながりました。
自分がワクワクしている時の生産性と比べて、ただ言われた仕事をする時の自分の生産性は低く、生産性の違いを体験していました。
この体験から、みんなが笑顔で「こうしたい」と思える環境を作ることが、全ての生産性を上げられるという思いを持つようになりました。
過去の原体験から「関わる人たちの笑顔を作る」という自分軸を引き出すことができて、仕事のときも、大事にしています。
発見した自分軸を満たせた時、人生が楽しいと感じられたり、みんなが「自分軸」や「会社とのつながり」を感じながら、仕事ができることで、毎日が生き生きすると感じています。
そして多くの人が、自分軸に気づいていないと感じています。相手の自分軸や、得意を引き出してあげられたとき、相手が表情を輝かせながら「そうなんだ、私はこれが得意なんだ」と気づく瞬間があります。
その気づきを業務にどう活かすか、どんなことに挑戦してみたらいいかをお互いに話し合うと、どんどん前に進んでいくことができています。自分軸の発見は、本当に面白いと感じています。
私がメンタルダウンして、体調を崩してる時期から、家族から「すごく前向きになってるね」「安心して見守れるようになった」と言ってくれました。
私は、苦労をかけて申し訳ない気持ちを抱えていましたが、今は「もう大丈夫。心配してくれて嬉しい」と、感謝ができるようになりました。
平本さんをはじめ、講師のみなさん、スタッフやサポーターのみなさん、リーダーシップコースの同期である17期メンバーと、出会えたことがよかったです。
仕事の人事異動で、部署が変わり、環境が変わりました。コースに参加する前の自分だったら、不安な気持ちがすごく先行してしまっていたと思います。
でもオンラインでも、気軽に相談できる繋がりができました。みなさんと、つながっていると思うだけで、この先の心配が吹き飛ぶと感じています。
多種多様な仲間だからこそ、なにを話しても、みんなが「そうだね、そうだね」と、共感して話を聴いてくれて、それだけで自分の心は満たされてます。
新しい部署に異動して、相手のいいところ、相手がした貢献で助かったことを、通りすがりながらシェアをする「7秒コーチング」を実践しました。誰とも全く面識がない環境に来ましたが、部署の皆さんが心を開いてくれる時間が、すごく早く感じました。
自分の主観ですが、7秒コーチングが皆さんが自分を早く受け入れてくれたことにつながっていると思っています。
「7秒コーチング」というスキルを実践することはもちろん大事ですが、なによりも皆さんが貢献していることに対して、ありがたいという気持ち、みんなの貢献や感謝を周りに伝えたい想い、自分が役に立っている感を感じてほしいと思っています。
コースで学んでいくなかで、「すでにあるものに目を向けて、今ここを生きる」というマインドセットを学びました。私の中で、一番響いていて、 自分の中身をすごく変えてくれた考え方でした。
「これ足りない、あれ足りない」と、「ないもの」にずっと意識を向けていた自分がいました。
過去をくよくよしたり、将来の不安でモヤモヤするのではなく、「ぼく、もうすでに持ってるよね」 と、今をどう生きるかに意識を向けることで、思考がすごくシンプルになりました。
会議のファシリテーションでも、過去や未来をすごく不安視されている方々がいました。しかし私は「今、ここを考えたい」「今ここを何とかしなきゃだよね」と、「今」を問いかけるようになって、 メンバーや関係者の目線がそろって話が前に進むようになりました。「今ここ」 というキーワードは、とても良いなと感じています。
いろんな人に紹介したいですが、企業もエンゲージメントを求められてる中で、やっぱ企業のマネージャーにはコースを受けてほしいと思います。そして20歳になる息子にも、コースに参加してほしいです。
リーダーシップコースを早く学ぶことで、人生の密度が上がると感じています。 コースで学ぶような考え方で生きられたら、幸せに生きられるよと伝えたいです。
限りある時間の中で、自分を成長させるために、リーダーシップコースのすべてがリソースになると思います。失敗も大切なリソースですが、最短ルートで自分を磨くことができて、より密度の高い充実した人生を送ることができると思います。
いかがでしたか?
本記事は、リーダーシップコースを受講した方のお話を要約したものです。
次はあなたが、この変化を体験してみませんか?
writing by Yuki Fujishima
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